よく「ほのぼの 漫画」とか「日常系 漫画」という検索をします。
バトル系やスポーツ系は途中参加がしづらいですが、『よつばと』や『ばらかもん』のような日常の1場面を切り取った漫画は1話完結のことが多いので途中からでも読むことができ、重宝しています。
本日は、その「ほのぼの系」の中でも私の琴線に触れた作品を紹介します。
タイトル:ヒナまつり
著者:大武 政夫
芦川組の若手ホープ・新田の部屋に落ちてきた奇妙な楕円形の物体。それが全ての始まりだった!物体のなかに居たのは、無表情な少女・ヒナ。強力な念動力で新田を脅し、ヒナは新田家に住みつくことに。かくしてヤクザとサイキック少女の危険な共同生活が始まった!漫画誌Fellows!にて、読切から連載化、そして一躍人気作に。読者の熱い支持が押し上げたネオ・ユニバース、遂に単行本刊行!
出典:Amazon
評価:★★★★★
レビュー:
先に書いたように『よつばと』や『ばらかもん』に通ずる、成人男性と女の子がペアのドタバタ劇です。
何が違うかと言うと、
女の子に元気がないこと。
女の子が超能力を使えること。
男性がヤクザであること。
ヤクザの若頭の家にひょんなことから住むことになった女の子に振り回される姿が面白おかしい物語。
1話完結の話がありながら徐々に物語が進行していくタイプの作品です。
特に女の子が可愛い!とか、こんな子が家にいたら!とか、そういう感想はないんですが、男性と女の子のやり取りが、日常にありそうな話なのに絶対に日常ではないところに面白いがあります。
そして、日常系にたまにあるほっこりする話や、泣ける話もしっかり入っています。笑う話が多い中、急に泣ける話が来ると、不意を突かれて泣いてしまいます。ある意味、ハードルが下がっているのかもしれません。
絶対にない話なのに、どこか現実にありそうと思わせる展開に気づけば読む手が止まらなくなります。
『よつばと』タイプの漫画が好きな人、ちょっとギャグ漫画に挑戦してみたいなという人にお勧めの漫画です。
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