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東野圭吾作品No.1『赤い指』東野圭吾、感想レビュー

ミステリー好きとして東野圭吾作品を挙げると「浅い」と言われがちなほど世の中に浸透している作家。

 

昔、明石家さんまの芸名が「さんま」になった理由として、師匠から「さんまと聞いて、魚じゃなくお前が連想されるくらい有名になれ」というがあると嘘か誠か聞いたことがあります。

 

確かに今では、状況にもよりますが「さんま」と聞いても違和感がありません。

 

東野圭吾作品も「ガリレオ(福山雅治)」シリーズや「マスカレードホテル(木村拓哉)」シリーズ、「加賀恭一郎(阿部寛)」シリーズと言った、豪華俳優が主演を務める映画の原作になっており、原作を読んだことはないけど映画を観たことはあるという人が大勢いると思います。

 

東野圭吾を網羅している私が、私の中で東野圭吾No.1に挙げる作品を紹介します。

 

タイトル:赤い指

著者:東野圭吾

 

出典:Amazon

「家族」の物語。
犯罪を越えた本当の闇。
この家に隠されている真実は彼らの手で解かれなければならない。
ひとつの事件から見える家族の肖像。
二日間の悪夢と孤独な愛情の物語。
加賀恭一郎シリーズ

出典:Amazon

 

 

評価:★★★★★

 

レビュー:

有名どころを敢えて外したんでしょ」と言われてしまいそうなチョイスですが、読んだことが無いかたは前情報なしで読んでみてください。

 

加賀恭一郎シリーズと言って、頭の切れる刑事が事件を解決するシリーズの第7作目にあたります。かといって、このシリーズを読んでいなければ話が理解できないということはありません。

 

夫と妻、そして人とのコミュニケーションが苦手な中学3年生の少年。そこに認知症を患った夫の母を加えた4人家族の物語。

 

ある日、「早く家に帰ってほしい」と呼び出された夫が見たものは、自宅の庭で死んでいる幼女の姿でした。中学3年生の息子を問いただしたところ、この幼女を連れてきて、いたずらをしようとしたところ勢い余って殺してしまったことが判明します。

 

ぎすぎすした関係性であってもそこは家族。息子の罪を隠蔽しようと、警察に対してある嘘をつきます。この嘘を巡って、加賀恭一郎が奮闘していくストーリー。

 

ミステリーと言いつつ、犯人が最初から分かっているサスペンス風の構成になっています。

果たしてこの嘘は、どんな嘘か。ぜひご自身で確かめてみてください

 

ミステリーファン、東野圭吾ファンにぜひ読んでほしいお勧めの本です。

 

 

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