世界水泳が盛り上がっています。
W杯、WBCと来て今年はスポーツが盛り上がっていて嬉しい限りです。
私はスポーツと言えば野球で、あまり水泳に関しては知識がありません。ただ、実況が盛り上がっているとついつい見てしまいます。
私の好きな野球漫画に、『タッチ』や『H2』があります。どちらもあだち充の作品です。
もはや『H2』は私の中で殿堂入りしています。
そんなあだち充の作品で、『タッチ』と『H2』の間に描かれた競泳の漫画を紹介します。
タイトル:ラフ
著者:あだち充
大和圭介(やまとけいすけ)の目標は競泳日本一。二ノ宮亜美(にのみやあみ)の目標は飛びこみ日本一。反発しあう二人の仲は、まだまだ未完成(ラフ)なのだ!!
出典:Amazon
評価:★★★★★
レビュー:
あだち充の作品の好きなところは「台詞回し」です。
それは、どんな競技をテーマにした漫画でも変わりません。古さはありますが、読み心地が非常にいい漫画でした。
ストーリーは高校競泳で日本1を目指す主人公と、飛び込み選手の女生徒とのやり取りで進んでいきます。
その後、この二人は仲良くなるのか、果たして日本一になれるのかという展開はありがちな物語です。ライバルが現れたりなんだかんだあります。
本作は全12巻と読みやすい量です。
1987年から1989年に連載されていたということですので、もう30年以上前のことです。ということは、当然スマホも携帯電話もなく、この人たちはどうやって連絡を取っていたのだろうと思ってしまいます。
現代の作家やドラマ脚本家が30年前を舞台にした物語を作ることはありますが、実際に30年前の作品を読むと、自然で当たり前に当時の時代が見えてくるので好きです。30年で大きく変わった部分もあれば、30年前でもこんな表現していたんだ、今とほとんど変わらないなとか、そういう楽しみ方もあります。
あだち充の作品はなぜか心地よく読めるので引き続き集めていきたいと思います。
世界水泳で競泳に興味を持った人、あだち充の野球以外の作品に興味を持った人におすすめです。
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