小説、特にミステリーと言えば警察物が好きです。『教場』や東野圭吾の新参者シリーズなど、頭のきれる刑事が出る話がとても好きです。
こうした警察物は基本的に刑事が中心ですが、今回紹介する漫画は刑事も出てきますが、交番に勤める警察官が主役です。
小説ストックが切れたので、漫画のレビューです。
タイトル:ハコヅメ~交番女子の逆襲~
著者:泰三子
「もう辞めてやる!」辞表を握りしめた新米女性警察官・川合の交番に、なぜか刑事課から超美人の藤部長が配属されてきた。岡島県警(の男性陣)を絶望におとしいれるコンビの誕生である。某県警に勤めること10年、隠そうとしても漏れ出てくる作者の本音がヤバい! 理不尽のち愚痴、時々がんばる、誰も見たことのない警察漫画。※労働基準法は警察官に「一部」適用外です。
出典:Amazon
評価:★★★★★
レビュー:
交番女子ということで、舞台は町の交番です。
警察が活躍するミステリー小説が好きだったので、警察が主人公の漫画を読んでみようと思って手に取ったのが始まりです。
1巻だけとkindleで購入したんですが、ずるずると全巻購入しました。
作者は元警察官と言うことで話に説得力があり、裏話を読んでいるかのような気持ちで読むことができます。
ストーリー構成は、一話完結の交番で起きる事件から、ミステリーテイストな長編がたまに入ります。どちらも起承転結がしっかりしていて、もやもやせずにしっかりと話が終わるところが心に響きます。
ほっこりする話が多いですが、よくある感動系の話はあまりなく、隙間時間に1話だけ読んでみようと言う気持ちで読めるので小説の合間に読むのに適しています。
警察物の小説は重い話や殺人事件で少しグロテスクな表現があったりしますが、交番が舞台のためそうした大きな事件が扱われることは稀です。
しかし、一つ一つの事件がある意味で生活に即した、自分にも起こりうるものが多く勉強にもなります。
ミステリー小説が好きな人、警察物が好きな人、少し業界の裏側を見てみたい人にお勧めです。
小説を読む合間に気軽に読める作品、本当にお勧めです。
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