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『ヒポクラテスの憂鬱』中山七里、レビュー

最近、徐々に評価損益が高くなってきました。一時、総合的なマイナスを見せていた国内株が徐々に上がり始めている様子で、もうしばらく放置が続きそうといった状況です。

 

さて、本日も読書レビューしていきたいと思います。

今回は『ヒポクラテス』シリーズの第2巻に当たる『ヒポクラテスの憂鬱』中山七里です。

 

 

出典:Amazon

埼玉県警のホームページの掲示板に“修正者”を名乗る書き込みがあった。今後、県下で起きる自然死・事故死に企みがないかどうか見極めろという。同日のアイドルの転落死にも言及したため、県警の古手川と浦和医大法医学教室の助教・真琴は再捜査と遺体の解剖に臨んだ。結果、炙り出されたアイドルの秘密と司法解剖制度の脆弱さとは? シリーズ第二弾、待望の電子化!

出典:Amazon

 

 

 

いわゆる死体を解剖して事件の真相を暴く法医学が中心となっている『ヒポクラテス』シリーズの2巻目です。ストーリー進行は1巻目と同じく、事件→自殺っぽい→解剖するぞ→遺族の反対→説得→真相が明らかになるという流れの短編がいくつか収録されていると言ったもの。

 

この作品の表現方法がそうしているのか、私の読解力が悪いのか、登場人物像が見えてきません。普段、私は小説を読むときに登場人物を頭の中でキャラクター化しています。人物描写が上手い作家の小説はこの脳内キャラクター化が非常に簡単にできますし、頭の中でドラマのように展開されていき、小説が読みやすくなります。

 

しかし、ヒポクラテスシリーズは人物描写が少なく、動きの描写も少ない印象を受けます。「この人物はどんな人か」という描写が少ないので、脳内キャラクター化するのに情報が不足しています。

 

例えば、主人公の栂野先生が美人扱いされる場面があっても、「え?美人だったの?想像していた人物像じゃない」という違和感を覚えますし、刑事として登場する古手川と栂野先生がお似合いだという描写があるにも関わらず、どう読んでも古手川のセリフは年齢的におじさんの話し方で、栂野先生と年齢的に合っているのか分かりません。

 

一言、中学生と紹介のあった人物も、話し方が大人すぎて途中から何度も「中学生って書いてあったよな」と戻って読み返してしまいました。大人びた中学生がいるのかもしれませんが。

 

こうした些細な違和感が目立つ作品だなと思いました。

ちょっとこの視点で本作を読んでみて、感想を共有していただきたいなと思います。

 

 

 

ヒポクラテスシリーズのレビューはこちら

 

toshitoshitoshichang.com

 

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